「地方への転職って難しいの?」
「求人が少ないイメージがあるけど転職できるの?」
「地方転職を成功させるコツってあるの?」
と疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています!
結論を言うと、『地方が求める人材をリサーチして、自分の強みを理解しアピールすれば地方への転職は可能』です!
この記事を読み終えていただければ、自分に自信を持って転職活動ができ、地方転職への実現に大きく近づきますよ!
【ジャンプできる目次】
地方の求人は都会に比べて少ないのか
地方への転職が難しいと言われる1番の要因は『地方の求人が都会に比べて少ない』というイメージからではないでしょうか?
しかし、地方によっては都会とほぼ変わらない求人数の地域もあるんです!
以下の表は、都道府県別の「有効求人倍率」を一部抜粋したものです。
福井県の求人倍率は東京都とほぼ同じ、山形県では神奈川県より高いんです。
東京 | 神奈川 | 山形 | 福井 | |
R1.12月 | 2.08 | 1.18 | 1.46 | 2.02 |
R2.12月 | 1.16 | 0.76 | 1.10 | 1.54 |
「有効求人倍率」とは求職者1人あたりに対し求人募集が何件あるかが分かるものです。
数字が高いほど求人募集が豊富にあると判断できます。
以上のことから、地方の求人も都会と同じくらいあることがわかります。
現在は新型コロナウイルス感染症が流行し、都会の求人が大幅に減少、地方の求人よりも少なくなっていることもわかりました。
「地方は求人が少ないから転職が難しい」というイメージは事実ではないと考えられます。
では、地方への転職を難しくしている要因は何なのか。以下で詳しくご紹介ます。
地方への転職が難しいとされる5つの理由
- 自分のやりたい事と企業が求める人材に相違がある
- 自分の強みを理解できていない
- いきなり高収入を目指している
- 資格などがない職種は長期戦になる
- 頻繁に出向いて転職活動ができない
1.自分のやりたい事と企業が求める人材に相違がある
自分がやりたいことだけに固執しすぎると条件に合う企業がなく、転職活動は難航することが考えられます。
地方で求められている人材の特徴は『幅広い業務に対応力があること』だと思います。これは私が5年間、地方での仕事を通して感じたことです。
地方では中小規模の企業がほとんど。人員も少ない職場環境の中で求められるのは「専門性より多様性」です。ひとつのことを極めた人材よりも、幅広く業務をこなせる人材の方が重宝されます。
2.自分の強みを理解できていない
都会と地方では重宝される『強み』に違いがあります。
都会で働いていた時に重宝されていた強みが、地方では発揮される場面が少ないこともしばしば。
上記に書いた「専門性」もそうです。高学歴・高キャリアを強みにしても地方のニーズに当てはまらないことも少なくないです。
都会から地方へ行くと仕事で求められるギャップに大きな違いがあり、「自分には向いていなかった」と思ってしまいがちです。
しかし、それは地方が求める人材に対して自分の強みを的確にアピールできていないからです!
3.いきなり高収入を目指している
基本的に都会にいた時より給料が低くなってしまうのは事実です。
ですが、地方では都会と比べ人員が少ない分昇進できる確率が高いと思います。
今では副業を許可する企業も増えていますし、女性の社会進出も勢いを増しています。
この機会に働き方の多様性を取り入れてみるのも1つの手ではないでしょうか!
4.資格などがない職種は長期戦になる
資格がない職種では、自分が希望する求人にマッチするまで時間がかかることがあるでしょう。
ここでは資格がないのが不利だと言っているわけではありません。
例えば、医療職ならその資格を持つ職にしか就けません。なのでピンポイントで求人を狙えるし、大体の給料や就業時間もわかります。
一般職では職務内容が様々です。給料も就業時間も企業によって全く違います。ですので自分が希望とする労働条件に全てマッチする企業を見つけるには長期戦になることが予想されます。
5.頻繁に出向いて転職活動ができない
転職活動をしている方のほとんどが、働きながら次の職を探している状況だと思います。
日々の仕事をこなし疲れもある中で転職活動のため頻繁に地方へ行くのは、時間の面でも金銭面でも限界がありますよね。
そうなると、すべての情報がネットからとなりその土地で生活して働く姿もイメージでしか湧きませんよね。それでは不安でしょうしなかなか話が前に進まないでしょう。
今では転職サイトが普及していて多くの情報が共有されています。
サポートも充実しているためそこまで不利になることはないと思います!
地方転職を成功させる方法はたったの4つ
- 専門性を磨くより多様性、柔軟性を磨く
- 地方企業が求めている人材のリサーチ
- 自分自身の人材価値を把握し、強みをアピール
- 収入だけで価値を見出さない
1.専門性を磨くより多様性、柔軟性を磨く
地方で重宝される人材は「幅広く業務をこなせる多様性と柔軟性をもつ人」です。
地方では中小企業がほとんどなため、専門性の高い知識を持っていたとしても発揮する機会が少ないです。
専門知識を生かせる職種を探しても条件に合う求人が少なく、転職活動が難航することも考えられます。
まずは、これまでの概念を取っ払うことが大切です。仕事内容は薄くなるかもしれませんが、幅広く様々な業務をこなすことでやりがいを感じられるよう価値観を変えていくことも必要です。
2.地方が求めている人材のリサーチ
都会で重宝されていた「高キャリア・高学歴・専門性を極めた人材」が、地方でも求められているかと言ったらそんなことはないんです。
地方は都会に比べ人との繋がりが近いため、一人で黙々と仕事をする人よりも周囲との調和性を持ち合わせた人の方が需要が高いです。
地方が求める人材を知りたいときは、『求人情報を見てみる』のが確実です!企業がどんな人、どんなスキルを求めているのか具体的にわかりますよ。
>>人気記事【必見】地方移住者が田舎で活躍できる仕事13選【移住成功の極意】
3.自分自身の人材価値を把握し、強みをアピール
今まで強みと思っていなかったことが地方では重宝されることもあるんです!
例えば、商品開発するような企業では都会でのリアルな生活様式を聞けるのは嬉しいはず。
営業職なら都会で多くのお客さんの接待をして得た経験やノウハウを共有してもらえれば、スタッフの育成につながり喜ばれます。
地方でだからこそ発揮される「強み」が必ずあるはずです!
4.収入だけで価値を見出さない
どうしても地方は都会に比べると賃金が低いのが現実です。
しかし、地方で暮らすと今まで感じられなかった価値観が生まれることもあります。
- 「落ち着いた暮らしができる」
- 「通勤時間が減ってその分自分のために時間を使える」
- 「ストレスが減った」
など都会では得られなかっものが地方では得られるでしょう。
これは私も得られたことなので間違い無いです!お金だけが自分の人生を豊かにするのではないと感じています。
>>人気記事【田舎の仕事は楽なのか?】地方移住するメリットとは【心の健康】
地方転職を決めたらやることは1つ
希望する転職先の求人情報や地域情報を収集しましょう!
身近な人に相談するのも良いでしょう。今や都会には地方出身者がたくさんいますので。
求人情報を得るには、転職サイトに登録し紹介してもらうのが1番確実です。紹介はもちろんのこと、サポート体制も充実しています。
転職サイトを使うときにおすすめなのが、『大手サイトと地域特化型サイトを併用すること』です。
無料で活用できるおすすめの転職サイトは以下の2つです。
・dodaエージェント:業界大手の転職サイト
・ヒューレックス:地方の案件を多く扱っている転職サイト
大手サイトと地方にも対応しているサイトをご紹介しました。とりあえず登録しておいて損はないですよ。
「田舎にお仕事はあるの?」と疑問をお持ちの方は、下記の記事にも目を通してください。
田舎でもあなたらしく働けるお仕事に出会えるはずですよ!
-
参考【おすすめ】地方移住者が田舎暮らしをしながらできる仕事13選
続きを見る