【田舎暮らしの現実】
- 「田舎に幻想を抱きすぎ!」
- 「田舎でのんびりした暮らしはできない!」
- 「しきたりや風習が厳しい!」
田舎でのんびり暮らしてみたいな〜と思いネットの情報を見ていると、このような『田舎暮らしの理想と現実』についての情報を目にしたことはありませんか?
このような情報を見たあなたは、「田舎とはこんなにも過酷で生きずらい場所なのか?」と思っているはず。
移住前の私も同じように思っていました。「田舎でのんびりした暮らしはできない!?」・「しきたりや風習が厳しい!?」
都会の人の多さや人付き合いに疲れ、田舎でのんびり暮らしたいと思っているのに. . .。
そんな私が田舎暮らしの理想と現実について、『本当に当てはまるもの、そうでないもの』を徹底分析していきます。
この記事の内容
- 田舎暮らしの理想と現実7選
- 二段階移住のススメ
- 移住者の多くは現実を見てないのではなく『準備が足りない』だけ
最後まで読んでいただければ、あなたが考える生活スタイルを叶えるためにどんな準備や心構えが必要か見えてくるはずです。
決して甘くはない田舎暮らしですが、この理想と現実のギャップをうまく乗り越え夢のスローライフを手に入れましょう!
【ジャンプできる目次】
田舎暮らしの理想と現実7つ【体験をもとに真相もご紹介】
世間でよく言われる『田舎暮らしの理想と現実』について、私の体験をもとに、当てはまる( ○ )・当てはまらない(✖️)で判定します。
理想 | 現実 | 判定 |
のんびりした暮らし | のんびりした暮らしはできない | (✖️) |
暮らしやすい | しきたりや風習があって大変 | (✖️) |
優しいご近所さんとの付き合い | よそ者はハブられる | (✖️) |
農家さんから農作物をもらえる | 農作物なんてもらえない | (✖️) |
自分で畑をやって自給自足生活 | 自給自足は難しい | ( ○ ) |
お金がかからない | 思ったよりもかかる | (○ ) |
好きな仕事に就ける | 田舎には企業が少ない | ( ○ ) |
1. のんびりした暮らしはできない?【真相:できます】
都会にいるよりずっとのんびりと落ち着いた生活を送れています。田舎暮らしは圧倒的にストレスが少ないです。
満員電車に乗らなくていいこと、人の波に流されずマイペースに行動できることがストレス軽減につながっていると実感しています。
2. しきたりや風習があって大変?【真相:経験したことなし】
閉鎖された集落や村には、昔からのしきたりや風習がいまだに残っていると聞くこともあります。でも、それは本当にごくわずかの地域。
わたし自身、移住生活の6年間で2箇所の地域で生活を経験していますが、そういったしきたりや風習に触れたことはないです。
もしも心配なら、最初は集落や村への移住は避け、地方都市や移住したい県の中でも栄えている地域を選ぶことをすすめます。
地方都市や栄えている地域では、しきたりや風習を気にする人が少ないはずですよ。
3. よそ者はハブられる?【真相:そもそも近所づき合いがない】
これも一部の閉鎖された集落や村でのことだと思います。
実際、私の周りにも何人か移住経験者はいますがハブられた話は聞いた事がないですし、私自身も経験がありません。
ハブられることはないですが、優しいご近所さんとの付き合いもありません。なのである意味ラクです。
あんまり心配しなくても大丈夫かと。
4. 農作物なんてもらえない?【真相:もらえることがある】
田舎といったら、野菜などをご近所さん同士でやり取りする光景が浮かびますよね。
ですが前述した通り、私は近所付き合いが全くありません。というか、近所には畑や田んぼがないためご近所さんで農家をやっている方もいないと思います。
ただ、作物をいただける場面はあります。職場です。
職場には実家が農家だったり、趣味で畑をやっている方がいて、採れた作物を持ってきて欲しい人に配ってくれます。
職場に採れたて野菜!?と思うかもしれませんが、田舎ではよくある光景です。笑
5. 自給自足は難しい?( ○ )
農業の知識がない人がいきなり自給自足の生活をするのは難しいです。植えれば生えてくるほど農業は甘くない. . . 。
どうしても憧れを持っているなら、最初は後継者に悩む農家に弟子入りしてノウハウを学んでみてはどうでしょう。
6. 思ったより生活費がかかる?( ○ )
田舎の家賃は安い傾向にありますが、それ以外はそんなに安くないです。食料もスーパーに売っているものは普通の価格設定。
もしも田舎で安く食料品を手に入れたいなら、八百屋さんがおすすめです。
車社会の田舎ではガソリン代や車の維持費もかかるので、トータルでいうとそれほど安くはならないですね。
7. 田舎には企業が少ない( ○ )
田舎は中小企業がほとんど。
都会のようなオシャレなオフィス街はありません。オシャレな理想は捨てましょう。
ただ、企業が少ないだけで実際に田舎でできる仕事は色々あります。
田舎ならではの仕事もあるので興味のある方は、「田舎でできるおすすめ仕事13選」に目を通してください。
二段階移住のススメ
都会暮らしが長い人ほど、最初のうちは地方都市に移住した方がいいですよ。
なぜなら、地方都市での暮らしは『田舎暮らしの醍醐味であるスローライフ』を手に入れつつ、『都会のような生活の利便性も確保できる』て、いいとこ取りの生活ができるからです!
地方都市での暮らしに慣れたら、もう少し田舎に移住する方法もありですよ!
ずっと都会で生きてきた人が憧れだけで移住して、いきなり田舎の山奥で自給自足の生活をするのは現実的にはかなり難しいです。相当な覚悟や準備がないと失敗します。
せっかく田舎に移住するなら山奥の古民家を買ってリノベーションしたい
このように考えているあなた。
古民家リノベーションは最低でも1,000万円はかかります。絶対に失敗できませんよね。
まずは、田舎暮らしに慣れること、その県の気候や風土を暮らしてみて実感することが大切です。初めの数ヶ月~数年はアパート暮らしで様子見でもいいのでは?
参考までに、都会と地方の家賃を比較
条件:『県名 駅近 アパート 家賃』・間取り/専有面積、3LDK/80~90m² ・参考:suumo
東京:36~37万円
埼玉:26~28万円
静岡:13~16万円
長野:8~10万円
【東京】36~37万円
新宿の駅近物件でこのくらい。やっぱり東京は家賃が高い. . . 。
【埼玉】26~28万円
首都圏でも家賃相場はこのくらい。とても安いとはいえない金額ですね。
【静岡】13~16万円
2020年度版、移住したい県ランキングで堂々の1位を獲得している静岡県。首都圏と比べるとかなりお手頃価格といえますね。
認定NPO法人ふるさと回帰支援センターの調べによると、静岡県は全ての年代から人気を集めているそう。
コロナ禍でも出張相談会をオンラインに切り替えるなど体制を整えたことが、相談件数を落とさなかった理由としてあげています。
【長野】8~10万円
このあたりになってくると、家賃は10万円前後のようです。
とはいっても、長野県は2020年度版の移住したい県ランキングでは第3位。過去には何度も移住したい県ランキングで1位を獲得しており、根強い人気を集めている県です。
以上のように、人気が高い地方の優良物件が家賃10万しないで借りられることがわかりました。
もう少し条件を落とせばもっと安く借りられると思います。
初めは地方都市で生活してみて、慣れてきたらさらに田舎の奥地に移住して一軒家をリノベーションするなり農業するなり好きなことすればいい。
最初から、『田舎に移住=山奥の一軒家』じゃなくてもいいのでは?
移住者の多くは現実を見てないのではなく『準備が足りない』だけ
移住に失敗する原因が何かというと、理想ばかり見て現実を見ていなかったからではなく、『準備が足りない』からです。
移住先の生活環境や仕事に関しては、調べれば大体のことはわかります。今はネット上に情報があふれていますからね。
大切なのは、田舎暮らしの理想と現実を知って「田舎ってやべえな。」と思うのではなく、どうしたら自分の理想の生活を実現できるか考え、それに向けて準備することです。
まずは自分がどんな生活をしたいのか明確にしましょう。
そして、実現に向けてどんな準備や知識が必要なのかを調べ行動してみてください!
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